代表的な夏野菜

・トマト…ビタミンC・Aが多く、カリウム、ルチン、ビタミンB6なども含まれる。赤い色素「リコピン」には抗酸化作用がある。

・ナス…水分が90%以上で、ビタミンC・B1、カリウムなどが含まれる。紫色の色素「アントシアニン」はポリフェノールの一種で、活性酸素の働きを抑制し、ガン予防のほか、動脈硬化や高血圧予防に効果がある。

・キュウリ…約95%が水分。ビタミンCやカリウムが含まれる。ビタミンCを壊すアスコルビナーゼという酵素が含まれるが、酢の物にすると酵素の働きが抑制される。

・ピーマン…ビタミンA・C・Eや、カロテン、カリウムも多く含まれる。においの成分「ピラジン」は、血液凝固を防ぐ作用がある。

・カボチャ…カロチンが多く、ビタミンE・B群、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維などを多く含む。皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める。

・ゴーヤ…ビタミンC・B1、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどミネラルが多く含まれ、夏バテ解消に最適。ゴーヤのビタミンCは、加熱しても壊れにくいのが特徴。

苦み成分「モモルデシン」が胃液の分泌を促し食欲を増進させ、肝機能を高める。

オクラ…ペクチン、ムチン、カロテン、ビタミンC・B群、カリウム、カルシウムなどミネラルが多く含まれ、免疫力を高める。粘り成分は組織を壊すほど増すので、出来るだけ細かく刻むのがポイント。

・シソ…カロテンが多く、ビタミンC・B群、カルシウム、カリウムなども含まれる。

香り成分「ペリルアルデヒド」が胃液の分泌を促し食欲を増進させるほか、健胃作用や食中毒の予防にも効果がある。

 食欲が落ちる夏場は、普段以上に意識して栄養を摂る必要があります。夏野菜の特性を上手に食生活に取り入れて、暑さに負けない身体づくりをしましょう。