大闸蟹(dà zhá xiè)

 

大禹(dà yǔ):中国の歴史上、「夏」という時代のはじめての皇帝(紀元前2070年)

巴解(bā jiě):大禹(dà yǔ)の部下。

江南(jiāng nán):中国の長江より南地方。

大闸蟹(dà zhá xiè):上海蟹

第一个吃螃蟹的人(dì yī gè chī páng xiè de rén): 蟹を初めて食べる人

虫:虫(chóng)

棲息:栖息(qī xī)

氾濫:泛滥(fàn làn)

監察:监察(jiān chá),监督(jiān dū)

合流:汇流(huì liú)

侵入:侵入(qīn rù)

俗語俗语(sú yǔ)

 

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    上海はやっと秋が訪れる雰囲気が浮かんできました。秋になると、上海蟹の出番です。今、この文章を書いている私がよだれを飲み込むのを禁じ得ないのです。上海蟹ならではの美味しさは言葉だけで描けないのです。

 

                                 蟹について考証できないエピソードがあります。

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 何千年前、足が全部で10本つき、見た目は邪悪で近づけられない「ビートル」が湖に大勢に棲息していました。稲のような作物など食べたりするだけではなく、鉗脚(かんきゃく)で人もきずつけたゆえに、「人を挟む虫」と言われていました。村民たちが途方にくれて毎日日が沈む前に家に戻ってドアをしっかりと閉めざるを得なかったのです。

  「人を挟む虫」の攻撃を浴びたのみならず、大自然のいたずらにも受けられていました。洪水の氾濫は村民たちが怖がっていました。大禹(dà yǔ)は江南(jiāng nán)の状況を見たら、厚肉な巴解(bā jiě)を監察者に任命して、水陸が交差する湖の地域で村民たちが水を海に合流させる川筋を掘るのを監察することを命令しました。ある夜、皆が工事をしている最中、火をライトとして使用のせいで、「人を挟む虫」たちが泡を吐いて群れ群れで村民たちにやってきました。とても恐ろしそうだったのです。工事のところ、人と「虫」の戦いは始まったあげく、村民が「虫」に挟まれ、血がまみれ、死んだ人もいっぱいいました。

   「虫」の侵入は工事だけではなく、村民たち正常な生活にも影響していますから、巴解(bā jiě)は長時間思考してやっと一つのアイディアが浮かんできました。村民を集まってきて、城の周りに深い溝を掘らせて、夜になるなり、たいまつを燃やして、火を溝に沸かした水を注ぎました。火を見た「虫」たちは沸いてきました。結局、全部お湯に落ちってしまって死んじゃいました。死体がどんどん集まったところ、いい匂いもプンプン漂ってきました。巴解(bā jiě)は近づいて、一つを拾って殻を剥いて一口を食べたら、今まで味わったことがない美味しさでした。この後、一つの美食が誕生しました。 

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  「人を挟む虫」は「蟹」(xiè)と名付けられました。下に「虫」が付きました。今、中国語の中で、「第一个吃螃蟹的人。」(dì yī gè chī páng xiè de rén)という俗語がありますが、日本語の通訳は「蟹を初めて食べる人」です。最初に思い切って何かをする人を形容しています。つまり、勇気があると見られています。

 以上は四千年前の物語でした。

 

 

 

 

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